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【まず負けよう】FX検証で絶対に押さえるべき5つのコツ

こんな悩みを解決します!

●無駄な検証をしたくない
●検証するのにまとまった時間がとれない
●検証したけどトレードがうまくいかない

あなたはトレードにおける過去検証のコツをご存知ですか?

過去検証のテーマやルールを紙に書いたり、検証ツールを使って効率化されているトレーダーは多いですが、そういった人達でさえ、検証結果を実トレードに活かせるケースは極僅かです。

私も200時間かけた検証結果を、泣く泣く[ごみ箱]へ捨てたことがあります…

トレードの過去検証はとても時間が掛かるため、なかなか手を付けられないトレーダーが大半。やっとの思いで土日に時間を作って取り組むトレーダーも多いので、無駄な検証は少しでも避けたいですね。

今回は、貴重な時間で取り組む検証を絶対に無駄にしたくない人へ向けて、検証のコツを5つ紹介します。

本記事の執筆者

記事の信憑性

このコツを知ることで、あなたの検証時間が「過去チャートを使ったお遊び」から「将来の利益戦略を練る投資時間」へと変わります。

初心者でも取り組みやすく、簡単に実践できるモノを厳選したので、読むだけでもトレーダーレベルが上がりますよ。

本記事の内容

・「勝つ」ことが検証が無駄になる原因
・検証で勝つリスク3つ
・検証の無駄をなくすコツ5つ

目次

検証が無駄になる原因は「勝つ」こと

なぜ検証が無駄になるのか…原因は「勝つ」ために検証するからです。

より分かりやすく言えば、「勝てる」を確信することが目的になっているから、検証が失敗します。

実トレードも検証も同じですが、最初から「勝ってしまう」ことは、最初に「負ける」以上にハイリスクです。

ビギナーズラックで勝って、調子に乗って大損するのが、初心者トレーダーの失敗パターンとして有名です

逆に、「負ける」に注目した検証をすることで、圧倒的に無駄を省いた検証ができます。

ではまず検証で「勝つ」に注目すると何が起こるのか、具体的なリスクを見ていきましょう。

検証で勝つリスク3つ

リスク1:「勝てる」を確かることは不可能

手法の「勝てる・勝てない」を確かめるのは本当に難しいです。

手法の成績には波があります

手法成績の波を知らないと、せっかく勝てる手法なのに、運悪くマイナス期間を検証して、「勝てない」と決めつけ手法を捨ててしまう結果に…

最悪な事態では、運悪く負ける手法のプラス期間を検証してしまい、手法を「勝てる」と信じ込んで「ルールに従った資金減らし」を繰り返してしまいます。

苦労して確かめたのにお金が減っていくッ!?

手法の「勝てる・勝てない」を見極める目的で検証すると、どんなに回数を増やしても「その期間は勝てた/負けた」しか分からず、間違ったやり方を妄信してしまうリスクを背負います。

リスク2:ルールの納得感が薄れてしまう

実は、検証で勝てば勝つほど、心理学的にルールを守らなくなります。

分かりやすい例が、初めて交通事故を起こした人の心理学です。車の免許を持つ人ならイメージしやすいと思いますが、最初は律儀にルールを守っても、慣れると「速く進みたい」や「信号を待つのが面倒」と細かなルール違反の開拓が始まります。

話をトレードで置き換えると、検証で勝つとは、アクセルを踏む(ルール通り取引する)と車が進む(勝てる)と分かった状態。そして進む(勝てる)と理解したトレーダーが次に目指す目標は「より速く進む(勝つ)には」というルール違反の開拓です。

トレードでも、そんな危険なことする人いるの?

残念ながら、人間に備わった共通の心理バイアスがあるため、逃れるすべはありません。ここでは不安全行動で有名な正常性バイアスとベテランバイアスを紹介しましょう。

《正常性バイアス》
少しの異常を感じても「これくらいなら大丈夫」と、なるべく異常を正常として捉えようとする思考バイアス。
《ベテランバイアス》
過去に苦難を乗り越えた経験から「前回と同じだろう」と、自らの意見を過大評価し、リスクを過小評価してしまう思考バイアス。

検証で勝った自信は、取引のブレをなくす強力な手助けになります。しかし勝った結果だけしか見ずに自信を付けると、脳は手法を認知せず「実力で勝てた」という錯覚(ベテランバイアス)に陥ります。

実力で勝てると誤解した脳は、徐々に細かな手法改変を「これくらいなら問題なし」と錯覚(正常性バイアス)に陥り、最後は手法から外れて成績が落ち込んでしまいます。これが『検証で勝てたのに実トレードで勝てない』の正体です。

ルールで勝ったのか、実力で勝ったのか、脳は区別できません

最初から検証で勝ってしまうと、ルールではなくトレーダーである自分自身を強く妄信してしまうため、注意が必要ですね。

リスク3:意味のないデータが混ざる

恐らく一番有名で、一番多い検証の失敗が、この意味のないデータです。

一度でもトレード検証したことあるトレーダーなら分かる話ですが、検証は「ここも獲れる」という欲望が常に付きまといます。誰が見ても意識されそうなラインで反発、表示されていたインジケータのシグナル、決済した後でさらに伸びたトレンド、そういったタラレバ妄想と戦わなければいけません。

諸説ありますが、人が無条件で欲求へあらがえる確率は50%と言われています

また、危険そうな場面で手法のシグナルが出た際、「こんなところで入れない」とシグナルを無視し、結果手法の思惑通りに相場が動いたと分かり、「やっぱりルール通りだから」とチャートを巻き戻す。そんな実トレードと離れた条件で検証が進んでしまうこともしばしば。

ルール外の取引や、チャートの巻き戻しといった行為は、検証で【勝つ】ことを目的とする行動です。

より分かりやすく言えば【勝つヒント探し】を直接目的としているため発生する失敗です。

え、勝つヒントを探すために検証するのでは?

これは半分正解で、半分不正解。

次章で詳しく解説しますが、検証はあくまで作業、勝つヒント探しは別の工程であり、2つを同時に行うから失敗します。

例えるなら、車の改良を考えるとして、車を走らせながら道路上で改造している状態。うまくいかなくて当然です。

検証中は手法の運転に集中しましょう。

検証の無駄をなくすコツ5つ

さて、検証で勝つリスクを3つ紹介しました。次はこのリスクを乗り越え、検証をチャートを使った娯楽にさせないコツを5つ紹介します。

コツ1:収集・考察・改善の3工程に分ける。

手法の作成や改善は次の手順で行いましょう。

①収集:手法の取引データを集める
②考察:取引データから手法の問題や弱点を考える
③改善:考察した内容から対応策を考え、手法へと落とし込む。

前章でも少し触れましたが、一般的に言われる検証とは①収集のことを指します。そして初心者とプロの検証で一番差が出る所が、①収集中の問題発生時です。

検証に失敗する人は、とにかく高速で①収集/②考察/③改善を回します。問題が発生した時、別の方法で稼げそうな時、入るか迷った時、5回や10回の頻度で②考察してルールの問題点を洗い出し、すばやく③改善策へ繋げ、また①収集を再開します。

反対にプロの検証は、①収集の数が50回や100回と事前に決まっており、①収集だけで1~2日掛かります。途中で問題が発生した時は、記録だけ行い考える事は後回し。確実に分かる取引だけを①集計します。

無理に手法をあてはめず、確実に分かるシグナルに集中

事前に手法やテーマを決めても、いざ検証を始めると確実に問題へ直面し、トレード初心者ほど「何とか取引しよう」と努力してしまいます。

ぶっちゃけると検証では、チャートの順番通りにデータを獲る必要はありません。数を集めるなら、むしろランダムにチャートを切り替え、無作為に取引サンプルを収集した方が良いまであります。

「頭を使わず、考え事は後日」と考える。
「確実に分かる・曖昧で迷う」を区別する。

この2つをサブ目標として掲げるだけでも、一気に意味のある取引データを集められますよ。

コツ2:手法の弱点を探すことを目的にする。

多くの人が検証で【勝てるヒント】を探すから失敗します。逆に、手法の弱点【負けるヒント】を探す目的で検証すると、検証は成功しやすくなります。

より極端に言ってしまえば、手法通りの取引を勝ち負け100回集めるより、手法通り負けた取引だけを100個集めた方が、手法の改良へとつながりやすいです。

多くのプロが語ることですが、損失を少なくすることがトレードで勝つ鍵を握ります。EA検証で何度も経験していますが、手法の改良とは、フィルタ(取引しないルール)を追加し、元々のルールから損失トレードを削る作業です。

注目すべき点は、手法の改良は、利益を増やす方向には行われないこと。

利益を少し減らし、損失を多く減らし、全体の取引効率を高めるのが手法の改良です

トレード初心者は勝てたトレードに注目しますが、手法を改良する目的で、勝ちトレードはあまり意味を持ちません。あえて言うなら、自尊心を満たす程度の効果しかありません。

ダイエットやファスティングでは、空腹を感じたら「しめしめ、これで健康になれるぞ」と考えるよう指導されます。検証も同じで、ルール通り負けたら「しめしめ、これで手法を磨き上げられるぞ」といった心構えで続けるといいでしょう。

また、負けトレードから手法の改良へ結びつくと、ルールを破った結果が理解できているため、ルールを守る納得感が強固になり、実トレードでもブレない取引を実現しやすくなります。

コツ3:その日、その日の”わたし”で試す。

検証時のコンディションと、実トレード時のコンディションが異なると、検証通りのトレードが難しくなります。

コンディションと検証に関係があるの?

ここでマーク・ダグラスが手掛けたトレード名著「ゾーン 最終章」の一文を引用します。

【プロのトレーダーが裁量、すなわち主観によるトレードを「最大の精神的スポーツ」と呼ぶのを読んだか聞いたことがあるが、それがどういう意味か分からなかったとしても、今なはそれが分かるはずだ】
(引用:ゾーン 最終章)

一流のプロ野球選手やプロサッカー選手、また海外ではプロトレーダーも、専門のメンタルコーチを雇うほどに、体調や心理状態、コンディションを重視しています。これは、その日の調子で結果に大きな差が出ることを意味しています。

兼業トレーダーに多いですが、相場が動かない休日は検証、相場が動く平日は実トレード、と完全に分離したトレード習慣を作ってしまっています。休日の万全なコンディションと、残業後の疲れたコンディションとでは、思考力も判断力も格段に変わるため、検証通り実トレードできなくて当然です。

検証と実トレードの差をなくす方法は2つ。

・平日の疲れた状態で検証してみる
・万全な状態で実トレードへ挑む

本職の仕事が忙しい中で万全な状態を日々保つのは高難易度。選択肢としては平日に検証する方法が現実的でしょう。

それじゃあトレードできる時間が減るよ!?

そこまで時間を削る必要はありません。回数で決めるなら10回や20回、時間で決めるなら実トレード時間の4分の1を、手法のウォーミングアップとして検証にあてる程度が丁度良いです。

プロの勝ち始めた切っ掛けを分析すると、実トレードから撤退し、検証へ全力投球する時期がありますが、いきなりトレード習慣を大きく変えるのは困難。

コツ1でも紹介しましたが、検証はトレード収集だけで数日かかる作業です。1日の短時間で終わらすと、その日その時のコンディションでしかデータが集まらず、むしろデータの応用性が薄れてしまいます。

もしハードな仕事をこなして帰宅したら、「こんな調子でもトレードできるデータが揃うぞ」と捉え、実トレード前に検証してみましょう。

コツ4:「ここも!」と思ったら即スクショ。

言ってしまえば、手法のブレや意味のない検証は、スクショで9割防げます

やり方は簡単。検証するパソコンやスマホに「迷った場面」「新手法のヒント」等のフォルダを作り、チャート画面をスクショ保存するだけ。

そんな簡単な方法で防げるの?

思い付きの手法をすぐ実践したり、曖昧な場面で無理にトレードしてしまう原因は、次の2つです。

・簡単に実践できてしまう
・保留手段が用意されてない

トレードアイデアが浮かんでから試すまで、一切障害となるモノが無い自由さが、トレード最大のメリットでありデメリット。また判断を後回しにする仕組みが用意されてないため、その場で判断を迫られてしまいます

結果、ルールにない無理なトレードをしてしまい、後悔する結果に…

なので対策はシンプル。アイデアを試すより簡単な方法で、判断を後回しにする手段を作れば、手法通りだと確実に分かる値動きのみトレードすることができます。

そこで便利なのが、パソコンスマホにあるスクショ機能です。

問題が発生した時は、スクショ保存して次のチャートへ
別手法で稼げそうな時は、スクショ保存して次のチャートへ
入るか迷った時は、スクショ保存して次のチャートへ

トレードする以外の逃げ道を作ることで、確実に分かるシグナルだけに集中することができます。

もしスクショするかどうかも迷った場合は、「5秒以上手が止まったら時間切れ」の様な目標を作って取り組んでみましょう。

コツ5:気付きは頭から吐き出す。

先に結論を言うと、気付きの吐き口を作りましょう。

よく検証では「気付きは宝」と言われますが、収集の段階で気付きを丁寧に記録すると、改善案と元ルールがごちゃ混ぜになるため、検証そのものを失敗させるリスクが高くなります。

断言しますが、手法改良に気付きは宝でも、収集中の気付きは毒です。

もし収集中に気付きが浮かんだら?

ここでもスクショ保存が役に立ちます。

ラインを引いてスクショ保存し、ラインを削除。
インジケータを追加させてスクショ保存し、インジケータを削除。
上位足チャートを表示させてスクショし、チャートを削除。

スクショできない気付きだったら?

メモ紙へ殴り書き、引き出しなどの見えない場所へ隠しましょう。

「金曜日は負けやすい」と書いて引き出しへ隠す。
「ユーロドルに向いてる」と書いて後ろのベッドに投げる
「シグナルから数本待ったほうがいい」と書いて机の隅に裏返す

コツ4でも同じことが言えますが、手法がブレてしまう理由は、アイデアの吐き口が用意されておらず、直接トレードへ吐き出してしまうことが原因です。

逆を言えば、

ここがポイント!

吐き口さえ作ってしまえば、手法のブレはかなり抑えられます。

その点スクショ保存は、工夫すれば10秒程度で手軽にアイデアを保留できます。またメモ書きには、うつ病治療に使われるほど、思考を頭から吐き出す強力な効果があります。

メモ紙が用意できない場合は、効果は薄れますがパソコンのメモ帳でも代用可能です

必ずアイデアの吐き口を作り、テンポよく収集を続けましょう。

結論:まず負ける検証をしよう

今回のポイント

・検証で「勝つ」を考えるのはハイリスク
・収集/考察/改善に分けて、検証では収集に専念する
・スクショ/メモ書きでアイデアを追い出す

どんなに検証しようと、手法の「勝てる/負ける」は分からないので、トータルで負けた検証は失敗ではありません。むしろルール通りにトータルで負けた検証は、下手に勝ってしまった検証よりも、確実に勝ちトレーダーへ近づくヒントになります。

断言しますが、一番無駄な検証とは、例外を認めてごまかしたり、アイデアを試して満足する、『自尊心を満たす目的の検証』です。

そのため、手法の問題に気付いた時、アイデアを思いついた時、判断に迷った時、その場で結論を出すのではなく、保留にするスキルが重要になってきます。

この保留にするスキルが育つとどうなるか…。そう、勝ちトレーダーへのキーワード、『分かる値動きだけ取引する』理想のトレードスタイルです。

ルール通り正直に負けて、貴重な検証時間を「過去チャートを使ったお遊び」から「将来の利益戦略を練る投資時間」へと変えましょう。

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この記事を書いた人

トキのアバター トキ FX検証屋

PC18台を酷使して検証を回し続けるFXの【検証屋】|FX歴5年兼業トレーダー|鉄道業リスク管理者|メンタル心理カウンセラー|裁量トレードに挫折⇒簡単な自作EAを量産してポートフォリオ化⇒3ヶ月で月10万を達成|現在64個の『単純EA』を運用|裁量/EA両方に使える【勝ち続ける自立トレーダー】に特化した情報を発信中‼️

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